腰痛の原因は骨盤のズレ?

こんにちは、豊田市の夏目接骨院です。

 

よくお電話で「骨盤矯正やってますか?」と聞かれます。

 

すみません、やってません。

 

骨盤はズレていても問題ないと考えているので特別骨盤だけ矯正しても意味がないので提供していません。

 

 

 

かくいう私もかつては「骨盤矯正」にハマっていた時期もあります。

 

今にして思えばなにが骨盤矯正でなにが骨盤矯正ではないのかはっきりわかりませんし、効果が出たり出なかったりよくわからない部分もありました。

 

そもそも万能の治療法はありませんが、腰痛について改めて勉強してみたら良さそうな方法があったために今は骨盤矯正をやめてしまいました。

 

 

 

 

医学雑誌『Spine』で「骨盤非対称は臨床的に腰痛と積極的に関連していなかった」と紹介され、骨盤非対称を前提とする評価および治療戦略は疑問視されるべきと結論しています。

 

これは腰痛の人144人と健常者(腰痛のない人)138人を対比した研究から導き出されたもので、腰痛と骨盤の非対称との関連を調べた結果です。

 

この研究の目的は「骨盤の非対称が腰痛の原因という前提」を評価すること。

すなわち「骨盤がズレていることが腰痛の原因ですって言われてるけどほんとにそうなんでしょうか?」を調べたものです。

 

Levangie PK.,The association between static pelvic asymmetry and low back pain.

Spine (Phila Pa 1976). 1999 Jun 15;24(12):1234-42.

 

 

 

 

左右の骨盤の非対称は腰痛と関連がないと結論はついたにせよ、この結果には我々のような職種の人間も、患者さん側も戸惑ってしまします。受け入れがたい事実とでも言いましょうか。

 

理由は「これまでそう言われ続けてきたから」に違いありません。

 

しかしながら関連のないことにいくらアプローチしても始まりませんし、間違った原因を植え付けてしまっては余計に改善しにくくなるのも確かです。だっていくら矯正してもズレていることが普通なのですから。

 

そのため、当院では骨盤の非対称は自然なことで左右対称でなくても成立していることが大事とお話しています。利き手があって、肝臓が右にあって、顔も左右の微妙な違いがあるけれど、バランスが取れていることが大事だと思います。

 

 

今回取り上げた研究論文などはなかなか世に出回りません。求めて情報を探さないとお目にかかれません。我々の業界のように筋骨格系を扱う者からすればはっきり言って都合が悪いです。

 

ですが純然たる研究データが提示された以上、今まで通りの理論でお話することになんの意味もありません。信頼できるデータがあるのならそれに従ってお話することが大事だと思います。

 

もっとこういったデータを活用する人が増えることを願っていますし結果的に多くの人が腰痛という悩みから解放されることを望みます。

これ、ズレてるように見えますか?

うーん、見れば見るほどズレてるような・・・。

 

でも、問題ないですよ!心配いりません!