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「この腰痛は絶対にデスクワークのせいだ」と思っている人に読んでほしい話

デスクワークと腰痛について(豊田市・夏目接骨院ブログ)

リモートや在宅での仕事量が増え、座っている時間が増加した方も多いのではないでしょうか。

 

自分が腰痛になった原因を、デスクワークや長時間の座り姿勢だと自己分析している方も多いようです。

 

では、実際のところはどうなのでしょうか?デスクワークで座っているいる時間や姿勢が腰痛に影響するのでしょうか。

 

今回は「デスクワークと腰痛」についてまとめてみたいと思います。

 

 

 

 

姿勢の悪さは腰痛に影響がない

よく、「姿勢が悪いと腰が悪くなる」といわれますがこれは本当でしょうか。

 

姿勢の悪さが腰痛や肩こりなどの自覚症状と関係があるかどうかを明らかにした報告があります。

 

作新学院大学が中心となって行った女子大生105名を対象にした調査では、「自覚症状と姿勢の関係を認めることはできなかった」としています。

 

この調査では姿勢を(良好)(反り腰)(猫背)(反り腰+猫背)に分類していて、座った姿勢を対象にしていませんが、日常的な姿勢を研究対象にしているという意味では参考になります。

 

また、姿勢の良し悪しが腰痛に影響することはないことがわかっただけでも収穫です。

 

https://ci.nii.ac.jp/naid/110006484255(CiNii論文 女子大生における姿勢矯正の意識と姿勢変化の関連について )

座った姿勢で椎間板が悪くなる?

では次に、座っていると腰に負担がかかるという現象について考えてみましょう。

 

一般的に立っている姿勢よりも座っている姿勢の方が腰に負担がかかると言われています。

 

この説の根拠はスウェーデンの整形外科医であるナッケムソン氏の研究発表によるところが大きいと考えられています。

 

ナッケムソン氏は姿勢によって椎間板の圧力が変化することを発見し、少し姿勢を変えるだけでも椎間板の圧力が大きく変化するという発表は世間を驚かせました。

 

 

 

彼の発表によれば、

人間が立っている状態で椎間板にかかっている圧力を100とすると

 

座っている状態 140

立って前屈する 150

座って前かがみになる 185

 

このように椎間板内圧が高まるそうです。

おじぎするだけでも1.5倍!
おじぎするだけでも1.5倍!

 

ここでよくあるのは「椎間板の内圧の高まり」=「負担」として考えてしまうことです。

 

冷静になって考えましょう。ナッケムソンさんが行ったのは「測定」です。

 

座り姿勢や前屈姿勢で椎間板の内圧が高まる、ということが測定されただけであって、姿勢によって圧力がどれくらい上がるかの数値が示されたに過ぎません。

 

 

 

デスクワークなどで座った姿勢を余儀なくされる人は、このような数値を見ると「やっぱり座ってる姿勢は負担なんだ!」と思ってしまうかもしれませんが、恐れることはありません。

 

内圧が高まることは事実としても、負担であるか、危険であるかはわかりません。

 

 

 

腰の痛い人だけ余計に高い圧力がかかっているわけではありません。

 

腰が痛い人も、腰が痛くない人も、椎間板にかかる圧力は個人差があるとはいえ同じ人間ですから似たようなものです。

 

どんな人でも一定の圧力はかかっていますから、座っていること=負担=腰痛と考えるのはこじつけのように思えないでしょうか?

 

ナッケムソンは整形外科医でありながら研究者です。彼の発表は世界に驚きを与えましたが、提示されたのは恐怖ではなく数値です。

 

 

 

受け止める側である我々は少し冷静になって考える必要があります。

 

「腰はこんなにも高い圧力に耐えうるんだ!意外に強靭ね!」と捉えてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

デスクワーク以外の職種の腰痛率

介護職のほうがデスクワーカーより腰痛を訴える人が多い
介護職のほうがデスクワーカーより腰痛を訴える人が多い

 

さて、ここでもうひとつ考えなければならないことがあります。

 

それは他の仕事とデスクワークではどちらのほうが腰痛を患っている人が多いのだろう?という疑問です。

 

この記事をお読みの方はデスクワークで腰痛のある方がほとんどだと思いますので、きっと「デスクワークの人のがつらい思いをしているに違いない!だってずっと座りっぱなしだから!」と思うかもしれません。

 

 

 

しかし数字の上ではそうではないようです。

 

腰痛診療ガイドラインによれば腰痛を感じる人の割合は、

 

事務42~49%

看護46~65%

介護63%

技能職39%

保安42%

運輸71~74%

清掃69%

建設29%

 

と報告しています。

 

https://minds.jcqhc.or.jp/docs/minds/LBP/03_Ch2_LowBackPain.pdf(腰痛の疫学 Mindsガイドラインライブラリ)

 

 

 

デスクワークに分類される職種は事務職の方が多いと思いますが、一般に腰を酷使するイメージのある介護職では実に63%の人が腰痛を訴えたという報告です。

 

座っているよりも重量物を取り扱ったり介護をしている人のほうが腰痛を感じる人が多いことはわかりました。

 

 

 

では次に座りっぱなしの仕事が腰に悪いかどうか、というお話ですが、これについては『職業性腰痛の疫学』では、職場で腰痛が発生したと回答したのは事務系の人では約30%だったと報告しています。

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/yotsu/7/1/7_1_100/_article/-char/ja/(職業性腰痛の疫学)

 

腰痛のある事務系の人の約30%が仕事中に発症した、と答えているわけですが裏を返せば70%の人が仕事以外で発症した、ということなので座り仕事が腰痛に影響を及ぼすかどうかは疑問です。 

 

 

 

 

デスクワークと腰痛についてのまとめと対策

イスや机の高さよりも大事なことがありますよ!
イスや机の高さよりも大事なことがありますよ!

まとめ

座っていて腰の痛みが出てくると、「この姿勢がいけない」とか「椅子が悪いのかもしれない」と考えてしまいがちです。

 

たしかに座った姿勢では立っている姿勢よりも椎間板の内圧が高まります。

 

しかし内圧が高まったからといって負担や害と即座に判断するのではなく、腰は座ったり曲げたりする動作に対応するつくりになっていると認識しましょう。

 

また、仕事中に腰痛を発症した人が30%という報告からすると、デスクワークそのものが腰痛の発症の原因であるとも言い切れません

 

ガイドラインの数字を見てみても、他の職種と比べて突出して腰痛を訴える人が多いわけでもありません。

 

むしろ重いものを持つなどの仕事に従事している人よりは事務系の人のほうが腰痛を訴える確率は低いことがわかりました。

 

 

 

対策

以上のことからデスクワークが腰痛の直接の原因とは言い切れないことはご理解いただけたでしょうか。

 

腰痛は近年、社会的心理因子が大きく関与していると言われています。

 

社会的心理因子というと言葉が難しいですが、あなたが社会と接したときに起こる出来事や感じたことが原因となる可能性があります。

 

一般的な言葉では「ストレス」と表されることが多いですが、社会的心理因子はストレスよりも広範囲で本人も気づきにくい面があります。

 

腰痛の対策で大切なことは、腰痛の根拠ある知識を身につけることです。

 

今回もいくつかの数字を見てきましたが、ひとつひとつ(細かいことではありますが)情報を整理していくことで思い込みで恐れていたことを見直す必要があります。

 

デスクワークで腰痛をお持ちの方は仕事のたびにつらい思いをされているかもしれません。でもやるべきことは椅子を替えることでもクッションを探すことでもなく、情報を整理することかもしれません。

 

あなかが早く腰痛から解放されることを願っています。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

 

 

補足:イスでもクッションでも何でも試してみよう

座り心地がいいイスだからって腰痛が良くなるとは限らない・・・。
座り心地がいいイスだからって腰痛が良くなるとは限らない・・・。

 

いろいろ書いておりますが、私は基本的に良くなればなんでもいい派です。

 

さきほどやるべきことはイスやクッションを替えることではなく情報を整理することだと言いましたが、椅子を替えて楽ならオッケー、クッションを使って楽ならそれもオッケーです。

 

そして良い姿勢よりも楽な姿勢を試してみてください。

 

美しい姿勢はあっても良い姿勢なんてありません。緊張しない格好で楽に作業してください。

 

 

情報を取りに行くのがメンドクサイ!科学的根拠なんて信じない!という方はとにかく色々試してみてください。

 

なにか良くなりそうなことに当たればオッケーです。でも根拠のない情報にはくれぐれも注意してくださいね!

 

 

 

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