腰痛エクササイズは簡単！ただ「運動」するだけ。

腰痛のエクササイズ、何をすればいいかお悩みの方が多いと思います。

結論から申し上げると「運動ならなんでもOK！」です。

「腰痛のエクササイズ」と検索すると、「ストレッチはこうやってやりましょう」みたいな紹介がたくさん出てきます。厳密に言うと「エクササイズ」と「ストレッチ」は別です。

厚生労働省の生活習慣病予防ための健康情報サイト（e-ヘルスネット）によればエクササイズとは、

運動・活動量の単位で、運動強度の指標であるメッツ(METs)に活動時間（時）をかけた量の単位。

と定義されています。

そう言われるとちょっとストレッチとは印象が違います。

e-ヘルスネットではストレッチを

ストレッチあるいは柔軟運動（体操）とも呼ばれる筋肉の柔軟性を高め怪我の予防やリハビリ・疲労回復のための運動。

と説明しています。

運動強度と時間という一つの単位として捉えるエクササイズと、柔軟性を得るために行うストレッチは定義上違うものということになります。

腰痛のエクササイズを調べると「腰痛改善ストレッチ」や「腰痛予防ストレッチ」が出てきます。

私としてはエクササイズだろうがストレッチだろうがどっちでもいいと考えています。

というのは、腰痛に効果のある運動として「これだ！」という定まったものがないのが現状です。「これさえやっとけばOK]という腰痛のための運動はまだ決まっていないのです。

そのため色々な運動や体操が提唱されていますが、探している人からすると迷ってしまいますよね。

ですのでエクササイズでもストレッチでも、運動であればどちらでも構いません。運動すること自体が腰痛改善に効果的ですから、そんなに運動の種類にこだわらなくても大丈夫です。

「腰痛のために何かしようかな」と思ったら、まずは簡単にできる運動から始めましょう。

10分だけウォーキングする、一日10分ストレッチする、なるべく階段を使う、など何でもいいので今の生活に少しだけ運動をプラスしましょう。

腰痛のためのストレッチやヨガなど、体操や運動と呼ばれるものをネットで色々見てみましたが、「腰の痛い人にこんなのできっこないじゃん！」みたいなものがたくさん紹介されていました。やる前に心折れる人も多数いることでしょう。

「腰痛にはこれだ！」という情報はよく出てきますが、全部一致していないのでやはり「これだ！」という運動はありません。

であれば、簡単にできて、無理せず続けられて、自分で満足できる程度の運動を自分でチョイスしましょう。ストレッチとかエクササイズとか、「これじゃないといけない！」みたいなこだわりは不要です。