腰痛について夏目接骨院では「新しい方法」を推奨しています。
「新しい方法」と言われてもピンと来ないかもしれませんので、腰痛における「新しい方法」と「古い方法」について解説します。
もちろん新しいから良くて古いから悪いということではありませんし、僕が斬新な施術方法を開発したわけでも最先端の機械を使うというわけでもありません。では腰痛の改善を目指すにあたって、新しい、古い、とはどういうことでしょうか。夏目接骨院では次のように定義づけをしています。
科学的根拠を明らかにして患者さんが有用な情報を得ることができ、最終的には自分で意思決定できること。
個人的な経験則のみの説明で、患者さんに科学的根拠のない方法を押し付けること。
さて、こう書くと古い方法はあまりよくないように思えます。しかしそうとも限りません。
なぜなら(よほど変な先生でない限り)先生は患者さんのためを思って施術にあたっているからです。
実際にどんな方法であれ効果を出す先生はいらっしゃると思いますし、患者さんと先生の相性もあります。
僕自身も結果さえ出れば方法なんてなんでもいいと思ってもいます。
現に僕も以前は古いタイプでした。というよりは新しいタイプを知らなかったのでそうならざるを得なかったのです。腰痛の科学的根拠だなんて発想も想像もしたことがなかったのです。
だって先生がすること(施術や治療)は、科学的根拠があるからやってるんでしょ?と思いますよね?
僕もそう思い込んでいました。でも実情は違います。
たとえば、
「筋肉が硬いのが原因ですね」と白衣を着た先生に言われれば、患者さんは「そうですよね」と信じ込みます。
このとき、「筋肉が硬いから痛みがある」ということに根拠があるかないかは患者さんも先生も気にしていないことがほとんどだと思います。
さきほど「押し付ける」という表現を使いましたが、押し付ける意志のありなしに関わらず、患者さんは先生の言うことを信じてしまいますから、先生がどう説明しても患者さんサイドは「押し付けられた」形になってしまうと思います。
ネットで検索しても「腰痛の原因はこれだ!」と書いてあることが多々あるので、なんとなく自分に合っているようなもので納得したり、納得いかなければ「なにが正解なの?」と悩んでしまう方もいます。
先生は経験則とこれまで言われてきた常識に基づいて説明をします。患者さんはなんとなく納得いけばそれを受け入れ、とりあえずしばらくは続けてみることが多いようです。
それで良くなってしまえば幸いですが、悪くもならないが良くもならない、という拮抗状態がしばらく続くと大変です。
施術をしてもらっても元に戻る、一時的には良くなるがほとんど変わらない、という状態です。慢性腰痛の方に多い状況かと思います。
一方、納得いかなければ別の答えを探そうとします。
しかし調べようにもどの情報を信用していいかわかりません。慢性腰痛の場合、はっきりした正解にたどりつくのが非常に難しいのが現状です。
このような状況から抜け出すために夏目は科学的根拠を用いるという新しい方法を取り入れました。
科学的根拠とは簡単に言えば「裏付け」です。たとえば、ひとつの施術方法に効果があるかどうか研究して結果がえられた場合、この結果が「根拠(裏付け)」といえます。
腰痛においても近年科学的根拠によって、原因はなにが考えられるのか、どんな方法で取り組むとどんな結果になるのかなどが明らかになりました。
何もかも解明されたというわけではありませんが、やみくもに取り組むよりは建設的ですし無駄なことで思い悩んだりしなくて済みます。
エビデンス(根拠)にはレベルがあります。
下図のように研究のデザインによって信頼性の高いものほど実施が難しく、難易度が低いほど信頼性が低いという性質があります。
日常、我々の現場では「この話はね、メタアナリシスでね」などとエビデンスレベルを明かして話すことはまずありません(それだとすごく信用できますが)。
逆にいえば、いくら専門家が話していても裏付けのない単なる意見であることも考えられる、ということです。
通常エビデンスとは上の図でいえば調査データ分析(黄緑の層)から上のことを指しますが、一般の人にはどの情報が科学的裏付けのある情報か見分けがつきません。
我々のような職種の人間でも、よほど普段から論文に接する習慣がなければ根拠のチェックを行うことはほとんどないのが実情だと思います。
現に腰痛に関することだけでも根拠のない迷信のような話がいまだに信じられています。
ネット上でもエビデンスを明らかにしていない記事がたくさんあるので気を付けたほうがいいと言えます。(むしろ読まない方が腰にはいいかも・・・。)
夏目接骨院の提案できる新しい方法は「患者さんが根拠ある腰痛の正しい情報をもとに意思決定でき、情報収集しながら腰痛克服を目指す参加型の方法」です。
多くの治療法が先生にゆだねる受け身型だとすれば、夏目の提案する方法は邪道かもしれません。
邪道かもしれませんが良くならないのならいつまでも勘に頼るわけにはいきません。
新しい方法で目指すところは、不安なく腰痛改善に向けて自分が主体となって取り組んでもらうこと。要するに、
安心してもらうことです。
正体のわからないものに対峙したとき、それは恐怖でしかありません。知らないものって怖いんです。
新しい環境、行ったことのない場所、はじめて会う人、宇宙人、オバケ。よくわからないものって怖いんです。
腰痛も同じです。恐ろしいほどに人によって言うことがバラバラです。「あっちの先生には筋膜が原因といわれて、あっちの先生には椎間板っていわれた」ということが頻繁に起こります。
ここまで読んでいただいた方はなぜそんなことが起こるかもうおわかりですよね?
そうです、根拠がないからにほかなりません。
腰痛について全て解明されたわけではありませんが、わかっている範囲だけでも正しく理解することが腰痛改善の第一歩だと考えています。
はっきり言って僕の治療技術は二の次です。そんなことより情報を得ていただくことのがよほど重要ですし、得た情報をどのように活かしていくかが腰痛改善のキモです。
実際にはお一人お一人の事情や状況を踏まえてわかりやすく解説しながら、ときには患者さんとディスカッションしながら施術を進めていきます。
少しでも有効な手立てをご提供できればと考えていますので不安な方は遠慮なくお問い合わせください。ここまで読んでいただいたのだからあとは試してみるだけです。
過去にご利用いただいた方の利用例はこちらでお読みいただけますので参考になさってください。
この記事を書いた人
夏目幸宗(柔道整復師)
慢性腰痛やぎっくり腰などの腰痛改善アドバイスに強みを持つ接骨院です。科学的根拠にもとづく腰痛対策を提唱実践しています。
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