『夏目接骨院』は、愛知県豊田市にある接骨院です。 〒471-0837 愛知県豊田市新生町1丁目32-14
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意外と多いレントゲンに写らない腰痛(豊田市・夏目接骨院腰痛ブログ)

【豊田市で腰痛改善を目指すなら夏目接骨院】の夏目です。利用者様からよく「レントゲンでは異常がなかった」と相談されます。

 

原因がわからず不安を抱える方も多いので、今回はレントゲンには写らない腰痛について考えてみましょう。

腰痛はレントゲンには写らない

腰が痛くて病院などへ行くとレントゲンを撮ってもらう方がほとんどだと思いますが、レントゲン上は「異常がなかった」または「骨はなんともなかった」と相談される方が多くおられます。

 

「骨はキレイですね!と言われて、、、」と苦笑いで話してくださる方もいます(意外と多いです)。

 

 

レントゲンには「写るもの」と「写らない」ものがあるので、まずはそれを理解することからはじめましょう。

 

レントゲン検査はX線を照射して通過したものを画像化し、白黒の濃淡で病変を判断します。

 

腰痛でレントゲン撮影する場合、主に「骨の異常」があるかどうかを確認しています。その他の筋肉や靭帯などの柔らかい組織はX線が通過してしまうので黒く写ります。

 

骨以外の組織の輪郭が薄く写ったりしますが、筋肉などの軟部組織が「どうなっているか」まではレントゲンではわかりません。

 

しかし「骨の異常」は体の一大事なので、とりあえず「骨が無事かどうか」確認のためにレントゲンを行っていると考えていいと思います。

 

ですのでレントゲンを撮って骨に異常があれば腰痛の原因として疑う必要がありますが、なければ『骨に異常はない。しかし他の組織のことはわからない。』という結論に達します。

 

よく「骨には異常がないから筋肉ですね」と言われたと聞きますが、上記のことから「骨に異常がないのはわかったけど、それ以外のことはわかりません」と言うほうが真実に近いのです。

 

「背骨の配列が歪んでいる」というのもよく説明としてあげられますが、それについても「痛み」と関係があるかどうか結論付けるには証拠が足りません。

腰痛の場合は「形」と「痛み」を分ける

腰痛で夏目接骨院を利用される方は、「レントゲンでは異常がなかった」「レントゲンで歪みがあった」「CTで神経が圧迫されていた」「ヘルニアがあった」と画像検査での結果を私に話してくれます。

 

不思議なことに「異常がなかった人」と「なにかしらの異常が見つかった人」の痛みや違和感の違いはそれほどかけ離れてはいません。もちろん症状によってパターンがあったり個人差はありますが、どちらも「痛み」があることは変わりないのです。

 

多くの利用者様が「じゃあ原因はなんなの?」と気にされますが、形に異常があってもなくても「原因はこれです!」と言い切ることは困難です。

 

ですので夏目接骨院では腰痛の場合、何かしらの病変が判明したもの以外は『形』と『痛み』を分けて考えていただくようにしています。

問題は腰ではなくて「痛み」

腰痛の問題の難しさは「腰という構造」に注目しすぎてしまうことで、「腰自体を改善させなければ」という考えが先行し「痛みへの対処」がおろそかになっていることだと思います。

 

腰痛になったり長引いたりすると様々な願望が出てきます。

 

・原因を究明したい

・痛みをなくしたい

・健康を取り戻したい

・毎日楽しく過ごしたい

 

腰を良くしたいあまり原因の追究に時間を使う方が多いですが、夏目接骨院では痛みを理解すること(できることならコントロールし快適に生活できること)を重視し、できる対策を利用者様と一緒に考えるようにしています。

 

「痛み」はレントゲンには写りません。レントゲンで腰の中身は透けて見えても「腰痛の原因」がはっきりとわかるわけではありません。

 

もちろんレントゲンで原因が判明したり他の画像検査で重大な疾患が判明する場合もありますので、画像検査によって「わかるもの」か「わからないもの」か、もしくは「筋骨格系以外の疾患か」を判断することは重要です。

 

腰痛を「理解する」から始めよう

腰痛のガイドラインでも、レントゲン撮影よりも前の段階でその人の痛みの詳しい聴取が必要であるとしています。「しっかりお話をうかがってからレントゲンを撮るかどうか検討しましょう」ということです。

 

 

ちなみに腰痛はほとんどが原因不明とも言われているので、レントゲンを撮っても原因にたどりつけないというのは無理もないことです。

 

痛みは『生物的・社会的・心理的な因子が複雑にからみあっている』という概念もありますから、レントゲンに写った写らなかったを問題にするよりも、痛みの性質を理解すること(しようとすること)が大切なのかもしれません。

この記事を書いた人

夏目幸宗(柔道整復師)

慢性腰痛やぎっくり腰などの腰痛改善アドバイスに強みを持つ接骨院です。科学的根拠にもとづく腰痛対策を提唱実践しています。

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