坐骨神経痛・やってはいけないこと・やるべきこと（豊田市・夏目接骨院腰痛ブログ）

【豊田市で腰痛改善を目指すなら夏目接骨院】の夏目です。今回はよくある症状である坐骨神経痛についてまとめておきます。

坐骨神経痛はお尻、太もも、ふくらはぎ、すねにかけて、またはいずれかの部分に痛みやしびれなどが出る症状です。坐骨神経という腰から出る神経が何らかの原因によって障害されて症状が出ますが、痛みやしびれなどの状態を指す言葉であって病名ではありません。

ですので坐骨神経痛は腹痛や頭痛などのように「痛みを指す言葉」と同じものですから、診断されたからといっても特定の病気というわけではありませんので過度に怖がる必要はありません。

ただし痛みがある以上なんらかの原因があるはずなので、歩けなかったり動けないほど痛みが強かったりする場合は原因を特定したほうが安心できるかもしれません。

上記でもご説明したとおり、坐骨神経痛は単独の病気ではなく症状や状態であり痛みを指す言葉です。

ということは坐骨神経痛を解決しようとすると原因となるものを除去しなければなりません。坐骨神経痛でまず「やるべきこと」は原疾患の特定です。

坐骨神経痛の原因として考えられるものの中でよくあるのが、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症などの腰を原因とした症状です。そのため坐骨神経痛そのものに対して処置が必要というよりは、それぞれの疾患について対処していかなければなりません。

ですので坐骨神経痛の「やってはいけないこと」は原因疾患が特定されていないのにネット上の情報を鵜呑みにすることです。

あるところでは坐骨神経痛にはマッサージが良いとされ、あるところでは坐骨神経痛にはマッサージは良くないと正反対のことが書かれているのをよく目にします。

マッサージでもストレッチでもそうですが、その場その場で仕入れた根拠のない情報に踊らされていては本当に効果があるのかないのかよくわかりませんから、意味もわからず行動しても仕方がありません。

もちろんあなたの選択した「やるべきこと」と、あなたの選択しなかった「やってはいけないこと」で効果が出ているようなら問題ありません。

しかし最低限危ない病気でないかどうかは確認していただけるといいと思います。

以下にそれぞれに対応した記事がありますので、ご自分にあてはまるものを併せてお読みいただけると参考になるかもしれません。

危ない病気かどうかの確認についてはこちら

椎間板ヘルニアが疑われる場合はこちら

腰部脊柱管狭窄症が疑われる場合はこちら

変形性腰椎症が疑われる場合はこちら

坐骨神経痛に悩まされる人は非常に多いです。夏目接骨院では腰痛に併せて下肢痛（お尻や脚の痛みやしびれ）でお悩みの方からも相談がありますが、「坐骨神経痛」という現象に対する対策と「原因疾患」に対する対策を分けて考えていただくよう指導しています。

「痛み」という現象への対策と、「疾患」という事実への対策が混合してしまっては、坐骨神経痛などの症状にどのように対処してよいか迷ってしまいます。

坐骨神経痛などの症状や原因疾患に対処するポイントは「短絡的な対策に踊らされないこと」です。誰しも「すぐ」「一発で」「あっと言う間に」改善する方法が欲しくて仕方ありません。（僕もノドから手が出るほど、足も出てしまっても構わないぐらい欲しいです）

ところが医学がいくら発達したと言っても完璧ではありません。なんでもかんでも瞬時に解決できる魔法のような治療法は残念ながら存在しません。当然坐骨神経痛を一発で100%治してしまう方法も存在しません。

しかし現時点で判明している根拠ある情報を見てみると「どうすればよいか」決める際の判断材料を手に入れることができます。たとえ坐骨神経痛であってもまずは情報を整理することが解決への手がかりになるかもしれません。

坐骨神経痛の原因である疾患はおおむね経過が良いことが多いので、危ない病気が否定できたら今辛くても諦めずにひとつずつ取り組んでいくことが大切です。

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